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一時的な薄毛の原因
薄毛の場合、一時的に薄毛になるというようなことは果たしてあるのでしょうか？
白髪の場合だと、巷間の噂では、精神的なショックやストレスで黒髪が白髪になってしまうという話を時々聞くことがあります。
小説や漫画、映画、ドラマなどでもそういう話が出てきますよね。
しかし、薄毛の場合となると、そうした話をあまり聞きません。
実際はどうなのでしょうか？
実は、私が知っている女性で一時的に円形脱毛症になってしまった方がいます。
円形脱毛症というのは、自己免疫疾患で、心理的な原因であるストレスやその他の原因が関係して、自己免疫不全を起こし、自分の免疫が自分の毛包を攻撃してしまうという症状です。
その女性も精神的なストレスが原因で円形脱毛症になったということでした。
私がお会いしときはもう円形脱毛症は治っていて自分の髪もちゃんとありましたよ。
ですから、一時的な薄毛というのはあるのです。
一時的な薄毛の原因は、円形脱毛症であることが多いのです。
円形脱毛症は俗に10円ハゲ（通称は十円ハゲ）とも言われることがありますが、頭頂部に十円大の丸いハゲ（脱毛部分）ができるだけでなく、場合によっては、頭の髪の毛が全部抜けてしまったり、頭だけではなく全身の毛が抜けたりすることもある病気です。
大人だけではなく、子供でもなりうる病気です。
ほとんどの場合は一時的な症状なので、治療をしないでも自然治癒することも多くあります。
現在のところ円形脱毛症に対する根本治療はないようで対処療法になりますが、症状が進行する場合もあるので、不安や心配なようでしたら専門の医療機関を受診して治療を受けると良いです。
円形脱毛症の場合は、一時的な症状の場合が多いので、薄毛治療として回復できないような処置（植毛など）は避けましょう。
薄毛の中でも、急に起こった円形脱毛症は本人の精神的ショックも大きいです。
円形脱毛症の部分が気になるようでしたら、その対策として自然治癒して発毛するまで、一時的にかつらを利用するのが望ましいです。
それと、少しでも早く回復するために、食事や生活習慣、生活環境を見直して髪に影響を与えるようなストレスを減らす自助努力も必要です。
と同時に、精神的な悪影響を受けないように、事実を受け止めつつも、これは一時的な症状で治るのだという前向きな希望をもって、精神的なケアも心がけたいものです。
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