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薄毛のメカニズムの解明

薄毛はごく最近までそのメカニズムがよく分かっていなかったという事実を知ったら驚くでしょうか?


実は、どうして薄毛になるのかついては細胞レベルで解明されていませんでした。


ところが、2011年の1月になってペンシルベニア大学医学部大学院の研究チームによる薄毛のメカニズムを解明する鍵となる研究結果の発表が報道されました。


それによると、薄毛になっている部分と薄毛になっていない部分で、「毛包」と「幹細胞」の数は変わっていないということが判明したのです。


つまり、薄毛は毛髪を生み出す細胞が減少して細胞が不足することが原因で起こるのではないということが分かったのです。


薄毛の部分でも毛髪を生み出す細胞はちゃんとあるのです。


そして、頭皮を見ても毛髪は見えず、薄毛になった部分でも、皮膚の中ではちゃんと細くて短い毛が存在することも分かりました。


では、薄毛になっても「幹細胞」の数は変化がなく同じなのに、どうして薄毛になってしまうのでしょうか?


発毛のメカニズムは、毛包の幹細胞が前駆細胞に分化し、その文化した前駆細胞がさらに分化して毛髪になるという経過をたどります。


この毛包の幹細胞が前駆細胞へ分化する過程で、何らかの原因がもとで幹細胞が前駆細胞へ分化しにくくなっているのが薄毛の原因ではないかと考えられています。


今回のペンシルベニア大学医学部大学院の研究チームによる研究では、薄毛のメカニズムのすべてが解明されたわけではありませんが、薄毛のメカニズムの一部は解明されたと言えます。


薄毛というと、頭部の薄毛になってしまった部分には毛髪はないと思っていたのに、頭皮の下にちゃんと毛髪が残っているという事実に驚かれる方も多いのではないでしょうか。


さらに、薄毛になっても毛髪を生み出す細胞は残っているという事実も衝撃的だったことでしょう。


このことは、たとえ薄毛になっても再び発毛させることができる可能性があるということを示してくれる事実です。


今後、さらに研究が進み、薄毛のメカニズムを解明することで、薄毛の部分で発毛することが実現できるようになるかもしれません。


薄毛のメカニズムが完全に解明されれば、薄毛の育毛どころか発毛の話も夢ではなく現実味を帯びてくるでしょう。


今回のペンシルベニア大学医学部大学院の研究チームの報告は、薄毛の人にとっては朗報とも言える内容です。


さらなる今後の研究に大いに期待が持てます。


 

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