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生まれつきの薄毛
若くして薄毛の人がいます。
そういう人は「生まれつき」薄毛だと考えられています。
ある程度年齢がいっていれば、薄毛も老化のひとつとして精神的に受け入れやすい面があります。
ところが、まだ小学生や中学生、高校生といった年齢で薄毛になると、容姿に関わるデリケートな問題なので本人の悩みは深刻です。
特に、思春期を迎える中高生の場合は薄毛で自殺したいと考える生徒さんもいるくらいです。
実は、この生まれつきの薄毛の人の中には、先天的な病気が原因で薄毛の症状が出ている場合と病気ではない薄毛があります。
生まれつきの薄毛は親の遺伝だと考えてしまうことが往々にしてありがちです。
自分では病気かどうか自己判断でなかなか見極めがつかないことが多いでしょうから、まずは専門医のいる病院やクリニックで診察を受けて診断してもらうことです。
そして、もし先天的無毛根症（生まれつき毛根が存在しない病気）や先天性欠毛症（不完全な生え方で髪の毛が薄い症状）などの先天的な病気が原因の薄毛だった場合は、専門医の治療を受けることです。
たとえ、病気がなくても生まれつきの薄毛は、薬局で売られている市販の育毛剤を買ったりして自分で勝手に自己流の薄毛対策をしないことです。
薄毛の原因を調べて、その原因に応じた薄毛治療をしないと、却って薄毛を悪化しかねないからです。
そのためには、やはり専門医と相談しながら薄毛治療を受けるのが良いです。
現代の医学でも、薄毛治療というのはなかなか難しい面がありますが、専門医にかかっていれば現時点での最良の治療を受けることはできます。
さらに、医学は日進月歩で進歩しているので、いつ画期的な治療法が見つかるかもしれせん。
生まれつきの薄毛でまだ若い人で、治療を受けていても思うような効果が見られない場合は、増毛などの処置を受けることで髪のボリューム感を出す方法もあります。
また、薄毛を隠すための実用的なヘアーエクステンション[エクステンション・エクステ]（付け毛・部分かつら）やウィッグ（かつら）などもありますから、それらを活用することで対応することもできます。
専門医ならそうした指導も受けられるかと思いますので相談されることをおすすめします。
生まれつきの薄毛は本人の悩みも深刻でしょうが、一人で悩んでいないで、親に相談したり、専門医を受診したりして、薄毛対策にはいろいろな方法があるのだということを知って、その中から自分に合った薄毛治療や薄毛対策を見つけるようにしましょう。
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