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アロマオイルのバーチ
アロマオイルのバーチをご存知でしょうか?
バーチはカバノキ科の一種で、このカバノキには約100種もあります。
バーチの原料となるカバノキは、日本では白樺(しらかば)の名前で知られる樹木の樹皮と枝から樹液が採取されます。
バーチのエッセンシャルオイル(精油)は、樹皮と枝を時間をかけて分解蒸留して天然タールを抽出した後、水蒸気蒸留法という抽出方法によって精留したタールオイルが抽出されます。
バーチの香りは、独特の消毒薬のような芳香がします。
人によっては、湿布薬や炭、正露丸、スモーキー(焦げたようなにおい)な薬品臭、メントールなどの匂いがすると表現する方もいます。
それというのも、バーチには消毒・殺菌力があるため、昔からうがい薬や薬用ワイン、スキンローションなどに使用されてきたからです。
また、バーチには筋肉の腫れや痛みなどを抑えたり和らげたりする和痛み止めの作用もあり、香りの成分であるメチルサルチル酸は筋肉関連の湿布(温湿布・冷湿布)の鎮痛剤の成分に利用されているからです。
そんなバーチの香りですが、実は気持ちを明るくして心を元気にしてくれる作用があります。
消毒薬のような香りなのに、元気を取り戻すことができるなんて不思議ですよね。
さらに、興奮などを静めてくれる作用もあるのですよ。
興奮しているときや瞑想やしているときに香りを嗅ぐとリラックス効果も期待できます。
バーチは刺激が比較的強く、皮膚を刺激したり、アレルギーを起こす人もいるので、使用量や使用時間に注意して多量に使用することは控えるようにしましょう。
アロママッサージやアロマバスに用いるときは、必ずパッチテストを行ってから使用するようにしたほうが無難です。
妊娠中の女性は使用を控えるようにしてください。
バーチはウッディー系やバルサム系のエッセンシャルオイル(精油)と相性が良いです。
具体的には、オレンジスイートやカモミール、カユプテ、ジンジャー、タイム、フランキンセンス、ラベンダー、レモンなどがあります。
ブレンドによく使用されるのは、サンダルウッドやジャスミン、ベンゾイン、ラベンダー、ローズマリーなどがあります。
ご自分に合った効能のオイルを何種類か混ぜて利用されると良いでしょう。