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肥満(体脂肪)は遺伝も関係するのか?
私はかつて肥満(体脂肪)というのは食事と運動だけが関係していると思っていました。
ところが、あるテレビの健康番組を見ていたら、遺伝子の研究が進歩して、肥満(体脂肪)には遺伝子が関係していることが分かって来たというのを知って驚きました。
肥満(体脂肪)に遺伝が関係しているとするならば、太っているとか痩せているというのも本人の責任といえなくなります。
また、体脂肪を落とすためにダイエットに取り組む努力をしても無駄になりかねません。
どうやら、人間の身体には自分にとって適正な体重を保持(維持)しようとする機能があるらしく、遺伝子によってその体重は決まってくるというのです。
ということは、たとえ肥満していて体脂肪率が高い体でも、それがその人にとって適正の状態であり、遺伝子がその体重を決めてくれているという考え方になります。
また、肥満(体脂肪)にはホルモンも関係していることが分かってきたようです。
現在では、肥満に関係するホルモンが数多く発見されています。
その中でも、特に「レプチン」というホルモンは、エネルギーの代謝(摂取・消費)をコントロール(制御)しています。
そのため、このレプチン遺伝子が突然変異を起こすと、食欲が過剰になってしまいます。
食欲過剰になれば、当然体脂肪も増えやすくなりますし、結果として肥満になってしまいます。
そういう意味で、肥満(体脂肪)の原因には遺伝やホルモンが関係してきます。
しかし、肥満(体脂肪)の原因には遺伝が100パーセント決定し影響するわけではありません。
私たちは、毎日の日常生活で食事や運動によって体脂肪が落ちたり肥満が解消されたりといったことを体験しています。
私も食事と運動によって体重と体脂肪を落とすことに成功したという経験を持っています。
したがって、私たちの体重や体脂肪はすべて遺伝によって決まってしまうのではなく、自分の意思で管理やコントロールすることができる部分が大きいということです。
たとえ、肥満になりやすい遺伝子を持っているにしても、食事と運動によって体重や体脂肪を落とすことが可能なわけです。
だから、ダイエットによって体重や体脂肪を身長に応じた平均にまで近づけ、適正な体重や体脂肪を維持することを理想にして頑張りましょう。